ヤクルト、サヨナラするり…それでも前進2位に2差 小川監督「よく追いついた」

 (セ・リーグ、ヤクルト2-2阪神=延長十二回規定により引き分け、5回戦、2勝2敗1分、17日、神宮)午後10時以降は鳴り物による声援が禁止された神宮に、嘆声が響いた。前夜試合のあった松山からこの日移動し、3時間53分の死闘。ヤクルト・小川淳司監督(61)は延長十二回、2-2の引き分けを冷静に振り返った。

 「よく追いついたと思う。お互いに決め手がなかった。サヨナラのチャンスはあったが、それを生かすことができなかった」

 前日までの7試合で計63得点した強力打線が粘りを見せた。2点を追う八回、代打・大引、青木の四球、山田哲の頭部への死球などで1死満塁とすると、バレンティンが左前に2点打を放って同点。しかし、その後のサヨナラ機は逃した。

 九回1死三塁では、広岡の5球目にスクイズを選択したが空振りして三振し、三走・村上が刺されて無得点。さらに、十回無死満塁の絶好機にはバレンティンが遊ゴロ併殺打、雄平が一ゴロに倒れて無得点と、あと一押しが届かなかった。

 とはいえ、七回まで青柳の前に5安打無得点と敗戦ムードの中、打線が集中力を見せた。先発ブキャナンは8回4安打2失点と好投。救援陣は九回以降を4投手で無失点と流れを渡さなかった。

 「(先発の)ブキャナンは低めに投げていたし、リリーフもよく粘った。青柳にチャンスをもらえなかった。そういう流れからすれば、よく追いついたと思う」と指揮官。粘りの姿勢で首位を堅守し2位との差を2ゲームに広げた。 (長崎右)

 ◆八回1死満塁で2点打を放ったヤクルト・バレンティン 「好球必打でいきました。(前打者の山田哲が頭部死球を受け)燃える気持ちでした」

 ◆九回1死三塁でスクイズを決められなかったヤクルト・広岡 「完全に僕の失敗。当てれば勝てた試合で申し訳ない」

 ◆無失点でつないだ救援陣にヤクルト・田畑投手コーチ 「素晴らしい。試合の流れがいろいろある中で、みんな粘り強く投げてくれた」

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