阪神・青柳よう投げた!7回0封、強力ヤクルト打線ミルミル凡退

 (セ・リーグ、ヤクルト2-2阪神=延長十二回規定により引き分け、5回戦、2勝2敗1分、17日、神宮)直球で押し込み、変化球を低めに集めて凡打の山を築いた。先発の青柳は7回無失点と好投。守護神ドリスが不在のなかで今季最長イニングを投げたが、またも今季初勝利はつかめなかった。

 「チームが負けなかったので、よかったです」

 ここ3試合で31得点と猛威をふるう燕打線に、冷静に立ち向かった。三回1死から太田に左前打。続く青木を低めの変化球で投ゴロに仕留めたかに思われたが、自ら二塁に悪送球して一、三塁のピンチ。打席にはトリプルスリー3度の山田哲だ。だが、ここもシュートで内角をエグり、最後は低めのスライダーを打たせて三ゴロ併殺。五回も2死一、二塁で青木を低めのツーシームで一ゴロに打ち取り、スコアボードに「0」を並べた。

 今季ここまで2度の登板は、いずれも打線の援護がなかった。3日の巨人戦(東京ドーム)は5回4失点、前回10日のDeNA戦(甲子園)は6回1失点。計11回で味方の援護は「0」。ともに敗戦投手となった。だが、この日は右腕の粘りに応えて四回に大山が先制の2号2ラン。打線の奮起に呼応するように六回1死からは三者連続で空振り三振を奪い、さらにギアを上げた。

 神宮はプロ初登板。敵の本拠地では昨季から公式戦4連敗中で、嫌なイメージを払拭したかった。111球の力投劇も3番手のジョンソンが打たれて同点。またも勝ち星は幻と消えた。「球数もあったけど、もうちょっといけたかな」と余力十分の変則右腕を、矢野監督は「内容的にも投げっぷりも、すべて含めてホント堂々と投げてくれた」と絶賛。「だからこそ、アイツに勝ちを何とかつけてあげたかった」と悔やんだ。

 「チームは負けなかったので。僕自体の勝ちは、次に取れれば…」

 青柳にとってもチームの勝利こそ優先。ローテ通りなら次回は24日のDeNA戦(横浜)で先発する見通し。黙々と腕を振り、次こそ仲間も自身も白星へ導いてみせる。(織原祥平)

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