楽天・浅村がまた古巣粉砕!通算150号の逆転3号3ランで単独首位

 (パ・リーグ、楽天7-4西武、4回戦、楽天4勝、17日、楽天生命)楽天は17日、西武4回戦(楽天生命パーク)に7-4で勝って2連勝。パ・リーグ10勝一番乗りを果たし、単独首位に立った。2-3の五回に、3番の浅村栄斗内野手(28)が左中間席へ逆転の3号3ラン。昨季まで在籍した古巣を相手に節目の通算150号を放ち、チームを勝利に導いた。

 勝利への架け橋となった打球が、左中間スタンドに着弾した。浅村が11年目で通算150本塁打に到達。観衆2万5146人の前で、悠然とダイヤモンドを一周した。

 「最高です。まさか自分がここまで打てるとは思わなかった。これからも、もっと上を目指していきたいです」

 1点を追う五回2死一、二塁で、本田の高めに浮いた140キロの直球を強振。値千金の3号3ランで試合をひっくり返し、勝利への流れを引き寄せた。

 礼節を重んじる男はベンチに戻り、メモリアルボードを受け取ると、まずは西武のベンチへ頭を下げた。通算147本塁打を積み重ねた古巣に向けて謝意を示してから、歓喜に沸く仙台のスタンドの声援に応えた。

 「200、300本と伸ばせればいいが、ホームランバッターではない。本塁打は安打の延長だと思っている」

 新天地で、人知れずプレッシャーと闘ってきた。9日の西武戦(大宮公園)で特大2ランを放つなどしてはきたが、この試合前の時点で打率・246、10打点、2本塁打と満足いく成績ではなかった。「自分は試合に直結する場面で打たなくてはいけない。周囲からそう期待されている。仕事を果たさなければ意味がない」。ビハインドの場面で、持ち前の勝負強さを発揮した。

 予兆はあった。ここ数日の打撃練習で快音が戻ってきた。「とにかく上半身の力を抜いて、ヘッドを押し出すことを意識した」と明かし、広がりがちになるスタンスも狭めて結果につなげた。

 九回は石橋が無死満塁とされたが、急きょ登板した守護神・松井が1失点でストップ。浅村の記念アーチを勝利に直結させて単独首位に立った。

 記念球を手にした主砲は「家に飾るか、親にあげます。家にゴロゴロ転がっていますから」と笑いを誘った。平石監督は「浅村の一発は本当に大きかった」と絶賛。好調な楽天の打線の中心に、頼れる男がいる。 (広岡浩二)

 ◆浅村の3ランに楽天・小谷野打撃コーチ 「力を感じる。チームにとって、ものすごく意味のある本塁打だった」

■データBOX

 楽天のリーグ10勝一番乗りは2017年(同年最終順位は3位)以来2年ぶり2度目。チーム16試合目での10勝到達は17年の12試合目(10勝2敗)に次ぐ2番目のスピード。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ