それでも森保監督が長谷部を呼ばないワケ 招集条件の所属クラブで「主力出場」と言えば…

 ドイツのブンデスリーガで、元日本代表主将・長谷部誠(35)が絶好調だ。

 所属するフランクフルトは、年明けから公式戦14試合連続無敗(8勝6分)でクラブ記録を更新。今季開幕ダッシュに失敗し5試合消化時点では15位だったが、長谷部を軸に守備を立て直してから負けなくなった。

 こうなると注目されるのが、日本代表復帰の可能性である。昨年のW杯ロシア大会終了後に代表引退を表明している長谷部だが、何しろ2006年にジーコジャパンに初招集されて以来12年半代表に呼ばれ続け、うち8年主将を務めたリーダーシップの持ち主である。

 おりしも、森保ジャパンは6月の南米選手権へ向け、“海外組”の招集は各所属クラブの反対で難航中で、なりふり構っていられない。

 日本代表・森保一監督(50)は就任以来、代表招集の条件に「(所属クラブで)主力として出場していること」を挙げているが、現在海外クラブで主力といえる日本勢は、長谷部とDF酒井宏(マルセイユ)の2人くらいという台所事情もある。

 それでも森保監督が、長谷部の「は」の字も口にしないのは不思議。背景には「世代交代にかじを切った以上、旧世代のキーマンである長谷部だけは、来年の東京五輪にも、22年W杯カタール大会にも呼ぶわけにはいかない」(代表チームスタッフ)という確固たる方針があるといわれる。ポスト長谷部探しこそ、6月までに果たさなければならない重い宿題なのだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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