選抜高校野球 龍谷大平安しぶとく8強

 選抜高校野球大会第7日は29日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、筑陽学園(福岡)龍谷大平安(京都)明豊(大分)が勝ち、ベスト8に進んだ。

 今年の龍谷大平安にはスーパースターがいるわけではない。それでも、13安打9得点で盛岡大付に快勝。「2ストライクからもしぶとくというのがチームの合言葉」と主将の水谷。相手の嫌がる攻撃で3年ぶりの8強進出を決めた。

 一回に3点を先制した後、なかなか得点できなかったが、追加点を奪ったのは3-1で迎えた六回だ。1死二、三塁のチャンスで、西川が追い込まれた後、変化球に崩されながらも中前へ2点適時打。さらに重盗も絡めて中島の適時打につなげた。

 背番号「16」の西川は試合前に電光掲示板を見て、初めて先発出場を知ったという。「自分の持ち味は守備」と話すが、2打席凡退した反省を生かし、2ストライクを取られた後は「バットを短く持ってセンター返しを心がけた」。伏兵が貴重な追加点をもたらし勢いをつけた。

 一回に2点適時打を放った三尾もファウルで粘って10球目を逆方向に運んだ。昨年のチームの先輩がノーステップ打法で粘り強く打席に立つ姿を参考に、自身も必死に食らいついた。

 原田監督にとっては甲子園通算30勝目となり、「長くやっているおかげ。選手からボールはいただきました」。春41回目の出場を誇る伝統校には、したたかさがある。(丸山和郎)

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