東邦の「二刀流」石川が投打に活躍 大阪桐蔭の応援も後押し

 選抜高校野球第4日第3試合は、七回に2点を勝ち越した東邦(愛知)が3-1で21世紀枠の富岡西(徳島)を下した。

 東邦の石川の打席で、アルプスから根尾昂(中日)の大阪桐蔭高時代の応援歌が響いた。今大会には出場していない大阪桐蔭の吹奏楽部が東邦の友情応援に駆けつけているため。「根尾さんの曲だ」と思いながら打席に立った石川は七回に貴重な追加点となる中前打。三回の先制の犠飛に続いてバットで貢献した。

 身長185センチと恵まれた体格の石川は高校通算42本塁打を誇る大型内野手。ただ、高校に入ってから森田監督に投手としての素質も見いだされ、今は背番号1を背負う。

 この日も投手として1失点完投勝利。丁寧に低めに球を集めて要所を締め、指揮官は「まだ経験は浅いのに、よく引っ張ってくれている」。自身最多となる163球を投げた右腕は「アドレナリンが出ていたので、疲労は感じなかった」と笑顔で振り返った。

 東邦は平成元年の優勝校。平成最後の大会も優勝で締めくくろうとチームの士気は高い。昨年に春夏連覇を達成した大阪桐蔭の中心選手だった根尾について、石川は「野手でも投手でも活躍していたので尊敬している。自分も任された場所で頑張りたい」。投打の「二刀流」として全国制覇を目指す覚悟だ。(丸山和郎)

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