全米女王大坂なおみに立ちはだかる「全仏」の壁

【スポーツ異聞】

 テニスの全豪オープン女子シングルスを初制覇し、昨年の全米オープンに続く四大大会2連勝を達成した大坂なおみ(日清食品)。全仏オープン(5月開幕)、ウィンブルドン選手権(7月開幕)を制しての四大大会完全制覇(生涯グランドスラム)を視野に入れるが、その道のりは平坦(へいたん)ではない。

 大坂は、米国で主流のハードコートで育った。球が高く弾むため、速いサーブやストロークを放つ21歳にとって、ハードコートの全米と全豪は有利な環境だった。一方、四大大会第2戦の全仏は、球足が遅い「赤土」(クレー)のコートになるが、例年、クレーコートの全仏は波乱を呼ぶ。

 元プロテニス選手で元世界ランキング26位の遠藤愛氏は「土がスピードを吸収し、ラリーが長くなりがち」と指摘。そして、ベースラインで足を滑らせながらの攻防が求めれる技術は「一朝一夕で身につくものではない。ハードコート育ちの選手には難しい」と語る。2017年は1回戦で、昨年は3回戦で敗退した大坂にとって、生涯グランドスラムに向け、これまで以上に高いハードルとなりそうだ。

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