言葉の発信力持つ石川遼が待望する「後継者」

【スポーツ記者リポート】

 先日、男子プロゴルフの第一人者で日本ゴルフツアー選手会の会長も務める石川遼(27)をインタビューする機会に恵まれた。一つ一つの質問に対し丁寧に考え、男子ツアーをはじめゴルフ界について日頃感じている思いを自分の言葉で表現する姿に、聡明(そうめい)な印象を抱いた。

 その言葉による発信力は、現在日本人選手のトップランナーである松山英樹をしのぐ。人気回復に取り組む国内男子ツアーの「顔」として、まさに打って付けの存在だが、その一方で選手会長として複雑な心中も漏らした。

 「それまでは一選手として、外野から『もっとこうしたらいいのでは』と自分の考えをメディアを通して言ったこともある。でも今は、JGTO(日本ゴルフツアー機構)や選手に言ったことのない話は言えなくなっている。自分の言葉が独り歩きして他の選手が困惑するのはよくないから」。責任の大きな立場ゆえに、発言には制約がかかる面もあるというわけだ。

 そうした現状で待ち望まれるのは、石川以外に世間に向けて力強いメッセージを伝えられる選手の出現だ。注目を引く発言でゴルフの魅力をアピールすることができるのも、スターの大切な資質といえる。

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