将来の中核として期待 大谷との直接対決にも注目

 米大リーグを目指していた菊池が選んだのは、岩手・花巻東高時代から左腕の動向に注目していたマリナーズだった。今後の活躍次第では最長で7年に達する大型契約になる可能性もある。移籍先に求める条件として「自分のベストパフォーマンスが出せることにこだわる」と語っていた左腕にとっては、最良の契約になったといえる。

 マリナーズはオフに入り、主力選手を相次ぎ放出。チームの再建を進めている。主砲カノをメッツ、昨季11勝の左腕パクストンをヤンキースへとトレードで送り出した。

 手薄になった左の投手陣を補う切り札が、菊池というわけだ。27歳と成長の余地を残しており、大リーグ評論家の福島良一氏は「最長で7年という契約年数からみても、投手陣の中核を担ってほしいというマリナーズの意図が感じられる」と分析する。

 母校の後輩、大谷翔平が在籍するエンゼルスと同じア・リーグ西地区ということもあり、今季は打者に専念する大谷との直接対決も注目される。また、マリナーズは今年3月20、21日に日本での開幕戦(東京ドーム)を控えており、菊池が母国で大リーグ初登板を果たす可能性も考えられる。

 福島氏は「将来的にはシーズンを通して先発ローテーションを守ることが、チームからは求められている」と指摘する。これから円熟期を迎える左腕にとって、大リーグでの新たな挑戦が始まる。(浅野英介)

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