元貴乃花親方、功労金でまたあの“天敵”池坊保子氏が… 思う存分意見できる「評議員」

 つくづく因縁がある。日本相撲協会の理事会が29日に両国国技館で開かれ、秋場所後に退職した元貴乃花親方の花田光司氏(46)の退職金についても話し合われた。

 すでに2003年の現役引退後に退職金約5000万円と、特別功労金1億3000万円が支払われているが、今回は15年務めた年寄としての退職金と功労金。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「それに関しては、評議員会(12月11日)にかけなければいけないという流れがある。(それを経て)来月の理事会で決定される」と説明する。

 元貴乃花親方はいくつものトラブルが重なり、協会執行部と反目する形で退職に至ったものの、「内容は申し上げるわけにいかないけど、減額とか増額は特になく、規定どおり」(芝田山親方)という。

 退職金は14年に公益財団法人へ移行後は公表されていないが、それ以前の算出方法に従えば、1000万円弱になる計算だ。

 となると、気になるのは功労金。「評議員会でしっかり話し合われるんじゃないですか?」(芝田山親方)とのことで、普通なら3000万円程度とみられるが、評議員会に委ねられる。

 評議員会といえば、元横綱日馬富士による傷害事件に端を発した一連の騒動では、元貴乃花親方に批判的で“天敵”と目された池坊保子評議員(元文部科学副大臣)。6月に4年間務めた議長を海老沢勝二氏(元NHK会長)に譲ったものの、評議員としてはいまも名を連ねている。

 「議長は進行係だから自分の意見をバンバン言えないけど、今日は(一評議員として)たくさん意見を言いました。私がひとりでしゃべってました」と6月に語っていたが、今回も思う存分意見を言える立場だ。

 一方、関取の給与が来年1月から、2001年以来18年ぶりにアップすることが決定。横綱の月給は282万円から18万円増えて300万円、大関は234万7000円から250万円、幕内は130万9000円から140万円にそれぞれはね上がる。

 01年といえば夏場所で横綱貴乃花が左膝を負傷しながらも、最後の優勝を飾り、当時の小泉純一郎首相が「感動した!」と絶叫した年。なんと大横綱が現役を退いてから全く給料が上がっていなかったわけだが、暗黒時代における元貴乃花親方の“功労”はどう評価されるのだろうか。(塚沢健太郎)

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