横審、稀勢に「失望」…“最後通告”『激励』決議、初場所休場なら『引退勧告』も

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は26日、福岡市内で定例会合を開き、25日に終了した九州場所5日目から休場した横綱稀勢の里(32)に対し、9人全委員の満場一致で「激励」を決議した。横審の決議事項には厳しい順から「引退勧告」「注意」「激励」があり、過去に「激励」が決議された例はない。来年1月の初場所(13日初日、両国国技館)も休場すれば、「引退勧告」の発動も示唆した。

 激励の意味を額面どおりに受け取ってはいけない。その表裏に、横綱として“虚弱”という評価が下されたことにほかならないからだ。横審が稀勢の里に満場一致で「激励」を決議した。激励の決議は昭和25年の発足以来、初めてだ。

 稀勢の里は九州場所で横綱として87年ぶりとなる初日からの4連敗(不戦敗を除く)を喫し、「右膝挫傷捻挫」で全治1カ月と診断されて途中休場。今年は6場所中5場所で休場となった。

 会合は通常、東京都内で開かれるが、横審メンバーが九州場所千秋楽を総見したため、初めて福岡市内で開催された。北村正任委員長(77)=毎日新聞社名誉顧問=は「長期にわたって、その地位にふさわしい力量を示せずにいる。九州場所における復活に願いをかけたファンの失望は大きい」と説明した。また、来年1月の初場所への出場に「個人的には来場所は出てきてほしい」とし、けがなどで休場した場合は最も厳しい「引退勧告」も「考えなければならないかもしれない」と言及した。

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