奈紗、9位締めで賞金ランク5位!岡本綾子、宮里藍以来の日本勢トップ5

 米女子ゴルフ・CMEツアー選手権最終日(18日、米フロリダ州ネープルズ、ティブロンGC=6556ヤード、パー72)畑岡奈紗(19)=森ビル=は6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算10アンダーの9位で今季最終戦を終えた。本格参戦2年目の今季は2勝を挙げ、賞金ランキングは5位。昨季の同140位から大きな躍進を遂げた。既に賞金女王を決めていたアリヤ・ジュタヌガーン(22)=タイ=は5位で、ポイントで争う年間女王の座も獲得。大会はレキシー・トンプソン(23)=米国=が通算18アンダーで制した。

 最終18番(パー4)で3メートルのバーディーパットを沈めた畑岡は、力強いガッツポーズを作った。

 「いいシーズンの締めくくりができた。すごく大きい」

 前半は伸ばした直後にボギーをたたく、出入りの激しい内容。それでも「気持ちは落ち着いていた」。16番(パー3)で15メートルのロングパットを決め、大歓声を浴びた。18番は「これを決めるとトップ10に入れる」と気持ちを引き締め、狙い通りに転がした。

 米ツアーに本格参戦した昨季、出場19試合のうち12試合は決勝までたどり着けなかった。今季は一転、トップ10入り11度は全体4位の多さ。賞金ランキングも昨季140位から5位へ急伸した。日本選手で同ランク5位以内に入ったのは、2012年に5位だった宮里藍以来だ。

 今年4月から母・博美さんが米国に帯同し、私生活からサポート。友人も増え、「去年はあいさつ程度だったが、今年はタイや韓国の選手と食事にも出かけた」と異国の環境に適応した。

 6月の「アーカンソー選手権」で初優勝を飾り、7月のメジャー「全米女子プロ選手権」は昨季賞金女王の朴城●(=火へんに玄)(韓国)とプレーオフの熱戦の末2位。今月の日米ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」で2勝目を挙げた。ポイントランキングも3位で世界トップクラスに躍り出た。

 「今年は初優勝という目標も達成できてすごく良かった。攻めるゴルフが一年を通じてできた」

 オフには帰郷して来年1月の成人式を楽しみにしているというが、「4日間大会で勝つこと。メジャーも頑張りたい」。日本勢では1987年の岡本綾子以来の米ツアー賞金女王も夢ではない。早くも来季のさらなる躍進を見据えている。

 ◆賞金ランキング71位で来年の出場資格を確保した横峯さくら 「ショットは最後のほうで少しつかみかけたものがあった。オフはそこに取り組みたい。最終戦まで出られたことを考えると今年は100点。来年こそ米ツアーで勝ちたい」

 ◆賞金ランキング63位で2013年からのシードを維持した上原彩子 「今季はいいものもあったが、終わりが良くないので、良いイメージが全然ない。しっかり休んで来年に備えたい」

■データBOX

 ◎…畑岡が今季賞金ランキング5位に入った。日本勢では米ツアー通算17勝の岡本綾子が1987年に賞金女王。同9勝の宮里藍は2009年に3位、12年には5位に入った。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ