ルース以来の絶大なインパクト 大谷の新人王、二刀流「SHO TIME」が全米を熱狂

 エンゼルスの大谷が日本選手4人目の新人王に選出された。

 成績では3割近い打率で27本塁打のヤンキースの内野手アンドゥハーに劣っている。が、大谷の「二刀流」が大リーグに与えたインパクトは大きかった。全米のファンを熱狂させた大谷が新人王に選出されたのは当然の結果だった。

 今でも、神様のように崇拝される「ベーブ・ルース以来」という形容詞は米国内では絶大な威力を発揮する。同一シーズンでの「10試合登板、20本塁打、10盗塁」はメジャー史上初。ルースと比較される大谷のシーズンは単純な成績や記録だけでは計り知れない。米国の記者を投票へ突き動かしたようだ。

 「二刀流」をひっさげ、大リーグ入りした大谷に対し、米メディアは懐疑的だった。キャンプでは防御率27・00、打率・125と投打ともに散々な内容。「高校生レベル」と酷評されるなど、当初は批判めいた論調も目立った。

 マイナー落ちの危機にある中、何とか開幕戦までに昇格し、水を得た魚のごとく、大活躍した。4月2日(日本時間同3日)、本拠地でのインディアンス戦の一回、初本塁打となる3ラン。エンゼルスナインは「サイレント・トリートメント」で“手荒い祝福”をしたが、その時の屈託のない笑顔も魅了した。明るく、人懐こい性格もメジャーで活躍できた要因だった。

 もちろん、パワーや技術に裏打ちされた活躍でもある。あるときには160キロ台の速球で強打者をきりきり舞いさせ、別のときには大本塁打を放ち、ファンの度肝を抜いた。「SHO TIME」にエンゼルスファンだけでなく、他球団のファンも魅了された。

 先月、右肘の再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたため、来シーズンは投手を“封印”し打者に専念する。

 新人王の肩書を得た2年目はどんな打撃で魅了してくれるだろうか。

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