忖度、打算…貴ノ岩“泣き寝入り”の深い闇 はびこるモンゴル支配と暴力体質

 大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件を巡り、約2400万円の損害賠償を求めていた幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦部屋=が30日、突然提訴を取り下げた。家族が母国・モンゴルでバッシングを受けていることを理由としているが、不可解な部分も多い。日本相撲協会が「暴力との決別」を掲げているのとは裏腹に、貴ノ岩の“泣き寝入り”で真相は闇へ葬られることに。後味の悪さを残して、九州場所(11月11日初日=福岡国際センター)を迎えることになる。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 貴ノ岩はこの日、担当弁護士の事務所を通して、署名入りでコメントを発表。提訴取り下げの理由をこう説明している。

 「裁判を起こしてから、母国であるモンゴルでは私に対する想像を超える強烈なバッシングが始まり、私の家族もモンゴルで非常につらい目に遭うことになりました。実際に家族から何度も耐えられないとの連絡があり、もう裁判をやめてくれとの要請がありました」

 「私はどのような反応にも立ち向かう覚悟でしたが、これ以上、私の家族がモンゴルで辛い思いをすることは私自身の気持ちとして耐えられません」

 貴ノ岩が求めている約2400万円という損害賠償額は「モンゴルの貨幣価値に換算すると、とんでもない金額になる。中流家庭が40年以上も楽に生活していける」(法曹関係者)。

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