橋本、男子73キロ級「銀」 6大会連続での「金」途切れた 柔道

 柔道・世界選手権第3日(22日、アゼルバイジャン・バクー)男女各1階級が行われ、男子73キロ級の橋本壮市(27)=パーク24=は決勝で韓国選手に一本負けを喫し、2連覇を逃した。

 2連覇を目指した橋本は決勝で、在日韓国人3世で神奈川・桐蔭学園高、筑波大で腕を磨いた安昌林に一本負け。「(準決勝で負傷した影響で決勝では)右目が全く見えなくなった。でも負けは負け」。悔しさを押し隠すように言った。日本勢の男子73キロ級は“黄金階級”と呼ばれ、2010年から6大会連続で制してきたが途切れた。

 昨年、初出場で優勝。だが自らの軽率な行為で期待を裏切った。今年2月に国立スポーツ科学センター(JISS)の宿泊施設に無断で知人を招き入れ、半年間のJISS立ち入り禁止など厳しい処分を受けた。

 引退も考えたが、男子代表の井上康生監督(40)に「ここで辞めたら逃げることになるぞ」と一喝された。東海大の先輩でもある井上監督が各方面への謝罪に追われた事実も知り、覚悟を持って決めた再出発。だが恩返しの優勝はならなかった。

 この階級ではリオデジャネイロ五輪王者の大野将平(26)=旭化成=が、本格的に競技に復帰した今夏のジャカルタ・アジア大会で金メダル。その決勝で大野が破った安に敗れた橋本は「この負けを次に生かせるように、また一からやる」。2020年東京五輪の代表争いは激しさを増す。

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