1964年東京大会、聖火リレーは複数ルート

 1936年ベルリン大会から始まった五輪の聖火リレー。ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎をギリシャと開催国内でリレーし、開会式で聖火台に点火するスタイルが受け継がれている。

 64年東京五輪では、8月に採火された聖火が中東や東南アジアを経由し、9月に返還前の沖縄に到着。鹿児島、宮崎、北海道から4つのルートで東京へ向かった。地上リレー総距離は6755キロ、参加走者は10万713人だった。

 72年札幌冬季五輪も聖火は沖縄に到着し、東日本を経由して北海道内を3ルートに分かれて回った。98年長野冬季五輪は沖縄、鹿児島、北海道を出発して3ルートで全都道府県をリレーした。IOCは現在、聖火の分火や、ギリシャと開催国以外での実施は原則として認めていない。

 2020年東京五輪の詳細なルートは各都道府県の実行委員会で検討する。最終的にとりまとめを行う組織委はルート選定時の基本的考え方として、できるだけ多くの人が見ることができ、安全かつ確実に実施できる場所などを求めている。

 近年の聖火リレーはスポンサー企業の車両が伴走する。一日に複数区間をリレーし、その日の終わりには到着式を実施。その後聖火はランタンに移され、翌日のスタート地点へ移動する。組織委によると、必ずしも隣接市町村に移動する必要はなく、海を渡る際はフェリーを使用。リレーと移動を繰り返しながら、ゴールの東京・新国立競技場を目指すことになる。

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