菅野プロ第1号が決勝本塁打「また打ちたい」 連続無失点ストップも

 三塁ベースを回ったところで顔はほころんでいた。3-3の同点に追いつかれた直後の五回裏、巨人の菅野がプロ入り初本塁打を放ち決勝点を挙げた。「また打ちたい。それぐらいいいもんだと思った」。やはり背番号19は千両役者だった。

 やや前のめりになりながらDeNAの先発、石田の変化球を豪快に引っ張り、力強いライナーを左翼席へと突き刺した。「外野の頭は越えたと思ったけど、入るとは思わなかった」。打球には自身の感触を大きく上回る勢いが宿っていた。

 もともと打撃には定評があった。昨季までの通算打率は・143。練習では何度も柵越えを放っていた。高橋監督も「いつか(本塁打を)打つと思っていた」。この日は三回にも痛烈な中前打を放った。バットでも仕事ができる能力を示した。

 試合後の笑顔は控えめだった。本業はピリッとしなかった。制球が不安定でストライクとボールがはっきりしていた。三回には筒香に2ランを浴びて、連続イニング無失点が「29」で止まった。五回には梶谷にソロを許し同点とされた。

 6回3失点で5勝目にも不満を隠さなかった。「目指すところはこんなところではない。また次頑張ります」。マウンドへの強烈なこだわりと自負心をのぞかせた。次は本来の居場所でスポットライトを浴びる。(浜田慎太郎)

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