独立リーグ・兵庫球団の挑戦 規定の壁、交流戦は出来ず…:イザ!

2014.1.28 18:12

独立リーグ・兵庫球団の挑戦 規定の壁、交流戦は出来ず…

 【独立リーグの明日】第7部 兵庫球団の挑戦(2)

 兵庫球団代表の高下沢(こうげたく)は芦屋学園高野球部を「育成軍」と名付け、兵庫球団の“3軍扱い”とした上で「育成軍年間スケジュール」で、6月と8月に「チャレンジリーグ開催」(社会人クラブ、独立リーグ下部組織、専門学校対象)と記した。これが混乱の“引き金”を引いてしまったのだ。

 社会人を統括する日本野球連盟(JABA)側には、寝耳に水だった。ここにさまざまな議論があるだろう。仁義を切ることは、日本のビジネス社会で重要視される。しかしこの高下のプランを事前通達しても既存の諸団体から、果たして「頑張ってください」ということになっていただろうか。

 高下はあえて、走りながら考えることを選んだわけだ。同じ思いの人間が立ち上がるための先駆者になる-。神戸製鋼ラグビー部の黄金期を支え、日本代表としても活躍した芦屋学園高校長の大八木淳史も「連盟にケンカを売るのではなく、野球界への新たな提案」と繰り返した。

 高校野球連盟に未登録の高校は大学と同様、日本学生野球憲章に基づき連盟下の学校とは試合が組めない。

 ただ、JABAの「登録規定」第14条の第4項で加盟外のチームとの試合は申請による“許可制”とされており、例えば独立リーグのチームに高校生が入って練習試合を行うことや、芦屋学園高の単独チームとクラブチームとの交流戦は、条項の解釈の上では可能になる。この“飛び級制”が「甲子園を目指さない野球部」の魅力でもある。

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