〈しずかな子は、魔女に向いてる〉? 図書館を舞台に女子中学生と司書が織りなす珠玉の物語『しずかな魔女』発売!

 株式会社 岩崎書店
株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、数々の児童文学賞を受賞した注目の作家・市川朔久子さんの最新作『しずかな魔女』を、2019年6月11日に発売しました。

 ◆ストーリー 〈しずかな子は、魔女に向いてる〉

 中学1年生の草子は、学校に行く代わりに、図書館に通う日々を送っている。
あることをきっかけに、司書の深津さんと短いやり取りをする関係になった草子は、
深津さんからもらった謎のメモを手に、初めて図書館のレファレンスを希望する。

 「しずかな子は、魔女に向いてる」という文章の出てくる本を探しています

 しばらくして、司書の深津さんから渡されたのは、「しずかな魔女」というタイトルの白い紙の束。
描かれていたのは、ふたりの少女の、まぶしい、ひと夏の物語だったーー。

 野枝とひかり、ふたりの少女のキラキラした物語が、やがて草子を変えていく。
物語の中で、もうひとつの物語が展開する構成で、主人公・草子の物語とふたりの少女の物語が綴られる、
図書館という本の森で出会った、宝物のような物語。

 ◆女子中学生と図書館司書、本を介して紡がれる、心の交流の物語
「学校に行きたくない子は、図書館にいらっしゃい」
ネットだかニュースだか、どこかで目にした呼びかけが心に残り、図書館に居場所を見出した中学1年生の草子。
学校に行けない理由は、自分もよくわからない。ただ、はっきりしているのは、ひどく疲れるということ。

 「まるで密閉されたプラスティック容器のなかにいるみたい」
「学校はきらい。教室もきらい。じぶんもきらい。なにより行けないじぶんがきらい。」
「『不登校』という言葉もきらい。シールを貼られてまとめてポイっと箱に入れられるみたいできらい。」

 学校やクラスメート、自分を取り巻く世界に息苦しさを感じる草子のヒリヒリするような気持ちが、痛いほど繊細に描かれるところから始まるこの作品。そっと手を差し伸べたのは、図書館司書の深津さんでした。司書らしく「物語」を携えて。「しずかな魔女」に描かれていた内容とは? その物語を読んだ草子に起こった変化とはー?

 ◆生き辛さを感じる多感な世代に読んで欲しい1冊
キャラの立った人、明るい人が、とかくもてはやされる現代。草子のような「しずかな子」は、学校や教室でたまらなく居心地の悪さを感じているのかもしれません。
そんな「しずかな子」の、言葉にならない胸の内をリアルに描き出すとともに、近くに手を差し伸べてくれる人がいること、ほんの一歩を踏み出す勇気が自分を変えることを教えてくれる、児童文学の秀作。
物語を読み終えた主人公の胸に、小さな希望と明日を生きる力が生まれたように、本作を読んだ人にもまた、新しい何かが芽生えることでしょう。

 図書館を舞台に、思春期にさしかかった少女が、自分の居場所を見出してゆく物語。
生き辛さを感じている多感な世代に、ぜひ読んで欲しい1冊です。

 ◆書籍情報
書名:『しずかな魔女』

作:市川朔久子
定価:本体1,300円+税
判型:四六判/176頁/ハードカバー
ISBN:978-4-265-05793-1
対象年齢:小学校高学年~中学生
発売日:2019年6月11日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/31g6qA0 ◎Amazon https://amzn.to/2EUw6bI

 ◆作者紹介
作:市川朔久子(いちかわ・さくこ)

福岡県生まれ。西南学院大学卒業。『よるの美容院』で第52回講談社児童文学新人賞受賞。同作でデビュー。『ABC!曙第二中学校放送部』が第49回日本児童文学者協会新人賞受賞、第62回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出。『小やぎのかんむり』で第66回小学館児童出版文化賞受賞。『紙コップのオリオン』『おしごとのおはなし美容師 かのこと小鳥の美容院』『よりみち3人修学旅行』(以上、講談社)など著書多数。

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