大阪知事「重症者増える」と危機感 感染対策の徹底呼びかけ

 大阪府の吉村洋文知事は3日、府内の1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が高止まりしているとして、2日に最多を更新した入院中の重症者425人を念頭に「今後も重症者は増える」と危機感を示した。その上で「どれだけ病床を増やしても、感染者が増えれば対応できない。大型連休中は人と接触する活動を控え、対策の徹底をお願いしたい」と府民に訴えた。府庁で記者団に答えた。

 吉村氏は連休明けの6日か7日に対策本部会議を開き、11日を期限とする緊急事態宣言の延長を政府に要請するか判断する方針を改めて示した。

 病床不足が深刻な医療提供体制が6日か7日に緩和する可能性は、「ほぼない」と明言。事業者への休業要請について「かなり強いお願いをしており、継続するのは大きな判断になる。感染者数の推移を含めて判断する」と述べた。

 府は宣言期間中、酒類を提供する飲食店に休業を要請している。吉村氏は、客の酒類持ち込みを認めている飲食店が一部あるとして「ぜひ控えてもらいたい」と呼びかけた。府と大阪市の職員らでつくる「見回り隊」の店舗訪問時に協力を求める考えも示した。

 府は4月23日の対策本部会議で、同19日以降に新規感染者が減少することを前提として、5月5日に重症者が427人に達するとの予測を示した。実数はほぼ予測通りとなっており、5月2日に425人に上っている。

 2日時点で確保済みの重症病床361床の使用率は実質118%。このため、重症者425人のうち、69人は中等症病床や府外で治療を受けている。一方で1日当たりの新規感染者は4月20日以降、おおむね千人から1200人規模の高水準で推移。5月3日は847人だった。

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