【産経・FNN合同世論調査】ワクチン接種計画に不満、「評価する」が急減

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に実施した合同世論調査では、政府が示す新型コロナウイルスのワクチン接種スケジュールを「評価する」との回答が36・6%と、3月の前回調査から20・3ポイント減少した。特に優先接種が始まった65歳以上を含む60代の評価が厳しい。政府はワクチン確保のめどは立ったとするが、「自分の番はいつなのか」という見通しが立たない状況に不満が募っている状況がうかがえる。

 政府のコロナ対策を「評価する」との回答は32・6%と前回比9・9ポイントの下落となり、緊急事態宣言の最中に実施した1月調査(33・6%)と同じ水準まで戻った。

 厳しい評価の背景には感染状況の再悪化に加え、ワクチンの接種状況に対するいらだちもうかがえる。日本の接種は世界的にも遅れているとされ、英オックスフォード大などの統計(17日時点)では、少なくとも1回接種を受けた人の割合は全人口の0・93%にとどまり、米国(38・72%)などを大きく下回って韓国(2・95%)よりも下だった。

 合同世論調査では、接種スケジュールを「評価する」との回答は自民党支持層でも45・5%と、前回比22ポイントの大幅下落となった。無党派層でも31・6%と同17.7ポイント減少した。

 ワクチンは12日から65歳以上の高齢者に対する優先接種がスタートした。ところが各年代のうち、最も接種スケジュールを「評価する」の割合が少ないのは60代の28・7%で、前回調査からの下落幅28・2ポイントも全年代で最大となった。70歳以上は35・2%で、前回比16ポイント減だった。

 最も「評価する」の割合が多かったのは18~20代の45・6%だが、それでも同16・8ポイントの減少となった。

(千葉倫之)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ