日米首脳の共同記者会見 菅首相の発言全文

 米国訪問中の菅義偉首相は17日、バイデン大統領とワシントンのホワイトハウスで会談した。首相は会談後の共同記者会見で、中国をめぐる問題が議題となったことを明かし、「東シナ海や南シナ海における力による現状変更の試み、地域の他者に対する威圧に反対することでも一致した」と述べた。会見での首相の冒頭発言と、質疑応答の全文は以下の通り。

【冒頭発言】

 「このたび、ここワシントンD.C.への訪問を実現できたことを大変、嬉しく思います。暖かくお迎えいただいたバイデン大統領とハリス副大統領に心から感謝申し上げます。そして準備にご尽力をいただいたすべての政府関係者の皆さまに御礼を申し上げます」

 「米国は日本の最上の友人であり、日米は自由、民主主義、人権などの普遍的価値を共有する同盟国であります。日米同盟はインド太平洋地域、そして世界の平和、安定と繁栄の礎として、その役割を果たしてきましたが、今日の地域情勢や厳しい安全保障環境を背景に、同盟の重要性はかつてなく高まっております。このような共通認識のもとで、本日の首脳会談では、お互いの政治信条、それぞれが国内で抱える課題、そして日米が共有するビジョンなどについて、幅広く、率直な意見交換を行うことができました」

 「バイデン大統領とは、先月の日米2プラス2で一致した認識を改めて確認し、その上に立って、さらに地域のために取り組むことで一致いたしました。自由で開かれたインド太平洋についても話し合いをしました。この地域の平和と繁栄を確保していくために、日米がこのビジョンの具体化を主導し、ASEAN(東南アジア諸国連合)、豪州、インドをはじめとする他の国々、地域とも協力を進めていくことで一致いたしました」

 「また、インド太平洋地域と世界全体の平和と繁栄に対して、中国が及ぼす影響について真剣に議論を行いました。東シナ海や南シナ海における力による現状変更の試み、そして地域の他者に対する威圧に反対することでも一致しました。その上で、それぞれが中国と率直な対話を行う必要もあること、そしてその際には、普遍的価値を擁護しつつ、国際関係における安定を追求すべきである、このことでも一致いたしました」

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