服部福岡知事、「蔓延防止」要請も検討 コロナ感染急増で危機感

 福岡県知事選で初当選した服部誠太郎知事は15日、就任後初の記者会見で、県内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、新型コロナ特措法に基づく蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用を国に要請するかについて「感染や病床の状況をしっかり見極めて検討していく」との考えを示した。県内でも感染力が強いとされる変異株が広がりを見せており、感染の「第4波」が懸念されている。服部氏は就任早々、新型コロナ対策で難局を迎えている。(小沢慶太)

 県内では15日、新たに109人の感染者が確認された。14日には前日の2倍以上となる156人に上り、1日の感染者が150人を超えるのは、2度目の緊急事態宣言が発令されていた1月30日以来となった。

 服部氏は「各県の状況を見ても、急激に感染が拡大している。緊張感を持って受け止めている」と危機感をあらわにした。

 現在の感染状況については「(国が示す4段階のうち)『ステージ2』相当だと思っている」との認識を示した。ただ、病床使用率や感染経路不明の割合などの指標はステージ3の基準を超えており、蔓延防止等重点措置の要請について「総合的に見ていく必要がある」とする。

 特に強い懸念を示すのが変異株の感染状況だ。県内では、3月8~14日の1週間は変異株の疑いは0人だったが、3月29~4月4日は23人、さらに5~11日は102人と急増している。15日には新たに40人が確認され、12~15日の4日間では、すでに69人に達している。

 県は「若年層の感染者に変異株疑いの割合が多い」と分析する。服部氏は「変異株の動きは強い警戒感を持って状況を注視している」と話す。

 また、新型コロナ専用病床は新たに32床を確保し、計802床となったことを明らかにした。その上で「ただちに逼迫(ひっぱく)する状況ではないが、確保計画を見直し、早急に1千床までは増やしていきたい」との方針を重ねて強調した。

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