「不要不急の外出自粛を」 和歌山県、紀北地域5市4町に要請

 新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、和歌山県は14日、感染者が急増している紀北地域の5市4町を対象に、不要不急の外出自粛を要請した。外出自粛要請は、県内で緊急事態宣言が解除された昨年5月以来。緊急会見した仁坂吉伸知事は「県としては大方針転換」と強調した上で、「県民に負担をかけてしまうが、お詫びしながらお願い申し上げたい」と述べた。

 対象は、和歌山、海南、岩出、紀の川、橋本の5市と、紀美野、かつらぎ、九度山、高野の4町。感染者が急増している地域の保健所管内や生活圏にある市町を対象にした。要請期間は4月25日までとしたが、今後の感染状況次第で延長もあるとしている。

 仁坂知事は緊急会見で、「これまでは保健医療行政の力で抑えてきたが、それだけでは感染が爆発してしまう」と説明。ただ、飲食店などへの営業自粛については「今のところ、その状況ではない」として見送ったと説明した。

 今回の不要不急の外出自粛要請が飲食店などに与える影響については、「打撃を受けるのは明らか。被害を注意深く見て、必要な支援はできるだけしたい」と述べた。

 大阪への通勤で感染するリスクも高いとして、在宅勤務(テレワーク)の積極的活用のほか、クラスター(感染者集団)が多発しているカラオケやダンスなどの大規模な催しへの参加は控えるよう県民に呼びかけた。

 また、仁坂知事は、国への「蔓延(まんえん)防止等重点措置」適用などの要請については「現時点ではしない」としたが、「今のお願い(外出自粛要請など)で、どんどん(感染者が)減っていけばいいが、危ないとなると国にお願いすることも出てくる。その時は躊躇(ちゅうちょ)なくやっていく」と述べた。

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