菅首相「まさに切り札」 高齢者へのワクチン接種開始 初日は1139人が接種

 65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの優先接種が12日、全国各地で始まった。医療従事者を除く一般住民の接種は初めてとなる。

 東京都内では八王子市と世田谷区で接種が行われ、八王子市役所では、この日に予約済みだった248人が訪れて午前9時から1階の特設会場で接種。2人がキャンセルし、予約なしで接種を希望した例が11件あったほかは大きな混乱も見られなかった。

 八王子市で高齢者の接種第1号となったのは、市内で寺院の住職を務める赤塚良孝さん(74)。米ファイザー社製ワクチンを左腕に接種され、「仕事柄、不特定多数の方とお会いする機会があるので。痛い感覚は全然なかった」とマスク姿で口にした。

 午後には菅義偉首相も河野太郎ワクチン担当相とともに同市役所の接種会場を視察。「発症や重症化に対する、まさに切り札だ」と強調した。

 政府によると初日は1139人が接種を受けた。今回の対象は全国の高齢者約3600万人で、1人2回の接種を予定。政府は6月までに必要な量を各市区町村に届ける方針だ。医療現場からは、医療崩壊の防止につながると期待の声が上がる一方で、「東京五輪に間に合わないのは明白」と危惧する声も相次いだ。

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