千葉県の熊谷知事「蔓延防止措置は要請する段階にない」

 千葉県の熊谷俊人知事は8日、初の定例記者会見に臨んだ。新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」の適用について本県では「現時点の感染状況を見るに要請する段階にない」との見解を示した。政府が9日に東京都に対する適用を決定した場合も「千葉県の状況をしっかりと見極めたい」と説明。県北西部の東葛地域では、東京に連動して感染が拡大する傾向があるとし、「日々チェックして早めに判断していきたい」と強調した。

 県によると、県内で確認された新規感染者数は、7日までの直近7日間の平均で92・1人。病床稼働率は27・8%で2月の60%超に比べると大幅に低下しているが、緊急事態宣言の解除や年度替わりの影響は今後表面化するとみられ、会見で知事は「千葉県も予断を許さない」として、改めて感染防止対策の徹底を県民に呼び掛けた。

 次の感染拡大に備え、知事は自宅療養者の健康管理に向けて貸し出す血液中の酸素濃度の測定機器「パルスオキシメーター」を新たに5千台発注し、保有数を計1万台に倍増させる方針を示した。県は月内の納品に向けて業者と交渉する。

 首都圏1都3県が21日まで行っている飲食店への時短要請については、「比較的早い段階で、21日以降どうするかを考えていかないといけない」と述べた。首都圏の各知事とは「毎日のように意見交換している」という。

 県が導入を目指す優良飲食店の認証制度については、速やかな制度設計を行うとした上で、本格導入前に千葉市などで想定している先行的なモデル実施を「5月中には実施したい」と明らかにした。

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