参院広島再選挙8日告示 公選法違反事件影響も 被買収議員「表に出たら…」

 令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる公選法違反事件で有罪が確定した河井案里前参院議員(47)=自民党を離党=の当選無効に伴う参院広島選挙区再選挙は8日告示され、25日に投開票される。焦点は「政治とカネ」の問題がどう影響するか。自民は、案里前議員の夫で元法相の克行被告(58)=自民離党、議員辞職=側から現金を受け取ったとされる地元議員が批判を警戒し、表立った支援を避ける傾向にある。組織力を生かした従来選挙とは異なった選挙戦が展開されそうだ。

 「失われた信頼を取り戻すため、しがらみのない人間として挑戦させていただく。新しい自民党、新しい政治を実現していきたい」。今月3日、広島市内で自民新人の元経済産業省職員、西田英範氏(39)=公明党推薦=が行った街頭活動。この現場に、ある男性地元議員の姿はなかった。「いつもなら事前に確実に電話があって、『応援を頼みます』といわれたりするが、今回はなかった」。こう語るその議員は、案里前議員の公選法違反事件で現金を受け取ったとされる一人だ。

 従来型の国政選挙では、同じ党に所属する県議や市議といった地元の議員らがフル稼働して選挙戦が展開される。特に広島の自民は地元の議員らが支持者をまとめ、「保守王国」を支えてきた。だが今回は事件の影響で積極的な応援を控える議員らが少なくない。

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