中国“完全包囲” 日米豪印プラス仏で共同訓練「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ

 フランス海軍が主導し、日本の海上自衛隊と米国、オーストラリア、インドの海軍が参加する海上共同訓練「ラ・ペルーズ」が5日、インド東方のベンガル湾で始まった。インド洋や南太平洋に海外領土を持つフランスが、日米豪印の戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」と連携して、中国による軍事的覇権拡大を牽制(けんせい)する狙い。自由主義陣営の包囲網を警戒したのか、中国の要請で同日、日中外相電話会談が行われた。

 「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて連携を強化すべく、次のとおり日仏米豪印共同訓練(ラ・ペルーズ21)を実施します」

 海上自衛隊は5日、HPでこう発信した。

 共同訓練には、海自の護衛艦「あけぼの」と、米海軍ドック型輸送揚陸艦「サマセット」、仏海軍強襲揚陸艦「トネル」、同フリゲート艦「シュクーフ」、豪海軍フリゲート艦「アンザック」、印海軍フリゲート艦「サツプラ」などが参加し、対空戦や洋上補給などの訓練を実施する。

 訓練終了後、仏海軍の艦船2隻はインド太平洋地域に展開し、日本に向かうという。中国が独自の境界線「九段線」に基づき、ほぼ全域での権益を主張する南シナ海も航行する予定という。

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