日米豪印クアッド初会合、バイデン大統領「野心的な連携を始める」 対中強硬は本気なのか? 識者「直接批判が抑止に…発言を引き出さなければ」

 日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の初めての首脳会合が12日夜、オンラインで開催された。4カ国首脳は「自由で開かれたインド太平洋」構想の重要性を確認し、新型コロナウイルスのワクチンを途上国に供与するなど、軍事的覇権拡大を進める中国への多角的な包囲網を築くことで一致した。「親中」懸念があるジョー・バイデン米大統領だが、対中強硬姿勢を示したといえるのか。

 「クアッドが、インド太平洋の重要な協力の場となる」

 会合開催を呼び掛けた議長のバイデン氏は、こう強調した。

 菅義偉首相と、オーストラリアのスコット・モリソン首相、インドのナレンドラ・モディ首相も、連携強化に期待を示した。

 中国は2月、海警局に外国船舶への武器使用を認めた海警法を施行した。沖縄県・尖閣諸島周辺には、連日のように海警局船が侵入している。

 菅首相は会合で、「国際法の観点から(海警法には)問題がある規定が含まれており、深刻に懸念している」との認識を表明し、中国が覇権拡大を進める東・南シナ海情勢をめぐり、「一方的な現状変更の試みに強く反対する」と語った。

 中国当局によるウイグルでの人権問題に欧米諸国の批判が高まるなか、中国は途上国への「ワクチン外交」などで、イメージを払拭し、影響力強化を画策している。

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