日米豪印「ワクチン連合」で中国に対抗! QUAD初会合12日開催 識者「バイデン氏の『親中』懸念打ち消す意味も」

 米政府は、日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国による戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の、初の首脳会合を12日にオンラインで開くと発表した。中国の軍事的覇権拡大に対峙(たいじ)し、「自由で開かれたインド太平洋」構想について話し合う。中国の新型コロナウイルスの「ワクチン外交」に対抗し、自由主義陣営の「ワクチン連合」も検討する。16日には、日米両政府による外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)も開催予定で、中国包囲網が強化されそうだ。 

 「ジョー・バイデン大統領が、インド太平洋地域における同盟・パートナー諸国を重視している表れだ」

 ジェン・サキ米大統領報道官は9日の記者会見で、こう語った。

 クアッド首脳会合には、菅義偉首相とバイデン氏、オーストラリアのスコット・モリソン首相、インドのナレンドラ・モディ首相が出席する。海洋安全保障や気候変動問題のほか、途上国などに新型コロナのワクチンを供給する枠組みの創設も検討しており、幅広い分野から中国に対抗するものとみられる。

 同会合を見据えて、先月18日には、クアッド外相会合がオンラインで開かれ、中国による軍事的覇権拡大の動きに反対する方針で一致した。4カ国による海上共同訓練も行っており、今後、英国やフランスなどの欧州諸国も参加を表明している。

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