〈独自〉大阪市の新財政局長に府部長 都構想コスト増試算提供問題で

 大阪都構想の住民投票(昨年11月)直前に「大阪市を4分割すれば、218億円のコスト増になる」との試算を市財政局が報道機関に提供した問題で、懲戒処分を受けた財政局幹部らの後任人事が4日、市関係者への取材で分かった。東山潔財政局長の後任に大阪府の阿形公基(あがた・こうき)財務部長を、市財務部長には府市が共同設置する副首都推進局の芦原武司課長を充てる。

 発令は4月1日付。総額3兆円規模の予算編成を担う主要部門のトップに、市が外部人材を登用するのは前例がない。松井一郎市長は財政局の不祥事を受けて、「内部管理系の部局に外部人材の登用を行ってきた実績はないが、これからはしっかりと取り組む」と述べており、今回の人事は松井氏の意向が働いたとみられる。

 阿形氏は60歳。大阪府で財務部行政管理監、総務部契約局長などを歴任し、平成30年に財務部長に就いた。地方財政に精通しており、適任と判断された。

 一方、東山氏は市を退職後、公募に合格して30年4月から財政局長を務めていたが、今年3月末に任期満了となる。

 財政局をめぐる問題では、東山氏ら財政局幹部3人が関連する公文書を廃棄するなどしたとして、減給10分の1(3~6カ月)の懲戒処分を受けた。

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