「大変無念なんだろう」 福岡県知事辞職願提出で福岡市長

 肺腺がんで入院中の福岡県の小川洋知事が辞表を県議会に提出したことについて、福岡、九州の政財界からは22日、「残念」「1日も早い回復を」などとするコメントが寄せられた。

 福岡市の高島宗一郎市長は報道関係者に対し「病気は誰でも起こり得ること。新型コロナウイルスへの対策中の辞職で、政治家として、大変無念なんだろうと思う」と述べた。

 小川氏は、高島氏が初当選した平成22年12月の市長選から約半年後の23年4月の県知事選で初当選。高島氏は「この10年間、同じ時期に首長としてラグビーのワールドカップ誘致など、さまざまなことを一緒に取り組んできた。また、宿泊税や子供医療費をめぐっては厳しい議論をするなど、たくさんの思い出がある」とした上で「特にご家族にとっては代わりのいない存在だ。1日も早い回復を祈念する」と語った。

 また、新型コロナ対策については「緊急事態宣言の解除に向けた非常に大事な局面なので、職務代理者の服部誠太郎副知事をサポートし、政府とのやりとりなど政治的な部分での隙間が生じないようにする」と強調した。

 また、九州地方知事会の会長を務める大分県の広瀬勝貞知事は「本当に残念。九州全体にとっても痛手だ」とのコメントを出した。

 一方、九州経済連合会の麻生泰会長は「大変驚くとともに心より残念だ」とのコメントを発表した。小川氏の実績として、ベンチャー企業の集積など成長産業の創出に取り組んだとし、豪雨などの災害の復旧・復興でリーダーシップを発揮したと評価した。

 九州・山口各県や経済団体でつくる「九州地域戦略会議」の活動を通じて「九州全体の発展のために尽力してきた。地方分散の流れの中で福岡のプレゼンス(存在感)も著しく向上した」と指摘。「一日も早く全快されることを祈る」とした。

 福岡商工会議所の藤永憲一会頭は「入院が長引き心配していたが、まずは治療に専念されて1日も早くご回復されることを願っている」とするコメントを発表した。

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