辞表提出の福岡・小川洋知事「断腸の思いで決断」4月に知事選、動き本格化

 肺腺がんで入院している小川洋知事が22日、公務復帰を断念し、辞表を提出した。「断腸の思いで決断にいたった」。小川氏は県民に向けたメッセージで、任期途中での辞職に無念さをにじませた。今後は4月中旬までに実施される知事選に向けた動きが本格化するが、後継候補には知事の職務代理者を務める服部誠太郎副知事の名前も浮上している。(小沢慶太)

 「病状と体力を考えると、これまでのように知事としての責任と役割を果たせない」

 服部氏は22日の記者会見で、小川氏のメッセージを涙ぐみながら読み上げた。

 小川氏はメッセージの中で、「思うように(治療の)効果が上がらず、引き続き入院加療が必要となり、退院復帰の見通しがさらに不透明になってしまった」と病状を説明。新型コロナウイルスの感染拡大防止など課題が山積する中で、トップの長期不在による県政の停滞を避けるため辞職を決意した。

 服部氏は、九州大学病院で小川氏と約20分間面会した際の様子について「以前よりもやつれていたが、しっかりと話をしていた」と語った。

 小川氏が22日に辞表を提出したのは、最後に自らの下で編成した令和3年度当初予算案への強いこだわりがある。地方自治法は、辞職の30日前までに県議会議長に申し出ると定めている。小川氏は辞表提出後、ちょうど30日後となる3月24日付で辞職する。

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