岸田氏、地元・参院広島再選挙に闘志 「ポスト菅」へ巻き返しなるか

 広島を地盤とする自民党の岸田文雄前政調会長が、公職選挙法違反事件で有罪判決を受け辞職した河井案里前参院議員=自民を離党=の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(4月25日投開票)での巻き返しに意欲を示している。次期衆院選の広島3区候補は公明党に奪われたが、菅義偉政権の支持率が下がる中、再選挙で候補者擁立を主導して勝利すれば、「ポスト菅」の芽も出てきそうだ。

 「広島の自民党の信頼回復のため、是が非でもしっかり選挙をやらないと広島の政治が持たない。『出直すんだ』という姿勢を示さなければならない大事な選挙だ」

 岸田氏は5日夜のBSフジ番組でこう訴え、再選挙への決意を表明した。昨年9月の党総裁選で首相に完敗して以降、岸田氏は存在感を発揮できていない。平成24年の安倍晋三政権発足後、7年8カ月ぶりに閣僚や党三役から外れ、メディアに出る機会も激減した。

 そんな中、河井前議員の夫で元法相の衆院議員、克行被告=公判中=の選挙区である衆院広島3区の候補者選定をめぐり与党は公明の斉藤鉄夫副代表に一本化する方針を決定。この間、岸田氏の影は薄かった。

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