菅首相記者会見詳報(3)東京五輪・パラ「優先すべきは安全安心の大会にすること」

=(2)から続く。

 政府分科会・尾身茂会長「今回の効果はということですけど、菅義偉(すが・よしひで)首相がおっしゃったように、日本は今回、他の欧米の国のロックダウン(都市封鎖)とも違う。また、今回は昨年4月のときとも違い、かなりメリハリの効いた急所を突いた対策を柱にしてやっていただいた。本当に多くの人々が協力していただいたおかげで、感染の報告者数は間違いなく、少しずつ減っていると思います。そういう意味で、私は評価できると思います」

 尾身氏「ただ一方、医療機関への負荷といいますか保健所も含めてですけど、ここがまだまだ非常に厳しい状況が続いている。緊急事態宣言が継続した10の地域については、感染の減少のスピードをさらに増すと同時に、病床の確保と医療従事者の確保、それから重症化対策という3本柱をやっていくことが必要だと私は思っております」

--医療資源を重症化リスクの高い人に集中させるためにも、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを5類に引き下げるべきだとの意見が根強くある。夏の東京オリンピック・パラリンピックについて、大会組織委員会の森喜朗会長が無観客での開催も選択肢との認識を示した

 首相「まず新型コロナを感染法上の5類に分類した場合、入院そのものが必須でなくなりますので、新型コロナ患者を入院して隔離できなくなる可能性がある。現在の新型コロナの状況を考えれば適当ではないかなというふうに考えています。一方、医療現場の負担低減に最大限の努力を行っております。入院の対象として、重症者を優先させるように各都道府県を指導しており、さらに新型コロナを受け入れる病院に派遣される医師や看護師への支援額を倍にするなど、また清掃の業務等業者への外部委託を支援するなどの取り組みをしっかり行っております。引き続き、こうした取り組みをしっかり行っていきたいと思います」

 首相「東京オリンピック、パラリンピックでありますけども、観客については、今後内外の感染状況も勘案しつつ、まず優先すべきは安全安心の大会にすることを最優先に検討を進めていきたい。このように思います。私からは以上であります。これも会長からお願いできますでしょうか」

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