教科書の従軍慰安婦記述「検定意見付されなかった」 加藤官房長官

 加藤勝信官房長官は29日午前の記者会見で、4月から使われる中学校歴史教科書に「従軍慰安婦」という記述があることについて、文部科学省の教科書検定の基準に沿ったものだとの認識を示した。「教科書検定基準などに基づき、教科用図書検定調査審議会において学術的、専門的な審議がなされ、その結果として検定意見は付されなかった」と述べた。

 一方、「従軍慰安婦」という言葉を広め、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官談話について「基本的立場を継承している」と説明し、見直しを否定した。政府は同26年に河野談話を「見直さない」とする政府答弁書を閣議決定している。

 文科省は社会科教科書の検定基準として「閣議決定、その他の方法により示された政府の統一的な見解」「最高裁判所の判例」を掲げている。

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