小川洋福岡県知事が再入院、肺疾患の疑い

 福岡県の小川洋知事が20日の公務終了後、「慢性閉塞性肺疾患」(COPD)の疑いで九州大学病院(福岡市東区)に検査入院した。小川氏は平成29年に肝臓の腫瘍摘出手術のため入院し、昨年12月にも肺炎の疑いで同病院に入院していた。わずか1カ月での再入院に、健康状態を不安視し、療養に専念するよう求める声も上がる。

 「大丈夫です。体調管理に気を付けながら、しっかりやっていきます」

 小川氏は年明け6日の記者会見で、自身の体調に関する質問にこう答え、ささやかれる「健康不安説」を打ち消した。

 しかし、退院後も小川氏の体調が万全でないことは記者会見の様子などから明らかだった。以前より声が小さく、息切れし言葉に詰まる場面もあった。

 15日に開かれた臨時県議会では、マスクをしながら息苦しそうに補正予算案の提案理由を説明する姿に、県議から「知事は大丈夫なのか」と、県行政のかじ取りへの不安が漏れていた。

 新型コロナウイルスをめぐる対応でも、西村康稔経済再生担当相との協議について、西村氏の発言を取り違えて記者団に説明し、後に撤回、謝罪するなど「迷走」が見られた。

 現在、福岡県には緊急事態宣言が発令されており、感染拡大を抑えることができるかどうかの瀬戸際に立たされている。

 県は21日、知事の職務代理者に服部誠太郎副知事を充てた。短期間での2度の入院に「小川氏は療養に専念するべきではないか」(県議会関係者)との声も上がっている。

 体調不良によって対応がぶれたり判断が鈍ったりするようなことがあってはならない。(小沢慶太)

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