防衛省、令和3年度予算案5兆3400億円 過去最大もF15は痛手

 防衛省の令和3年度予算案の総額が約5兆3400億円で、過去最大を更新する見通しとなっていることが15日、わかった。政府が配備を断念した地上配備型弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の代替策として導入するイージス艦の建造に向けた調査費約20億円などを盛り込む。

 一方、概算要求時に示したF15戦闘機の改修費213億円については計上を見送る。改修のための初期費用が当初の想定を大幅に上回り、総額の見通しが立たなくなったため。

 防衛省は、敵の脅威圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」として米国製の巡航ミサイル「JASSM」「LRASM」(いずれも射程900キロ)を導入し、改修したF15に搭載する計画だったが、F15の改修スケジュールがずれ込むことは必至で、南西方面の防衛力強化にとって大きな痛手となる。

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