次期戦闘機開発、ロッキードで調整 外国支援企業で防衛省

 防衛省は11日、航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機開発に関し、技術的な支援を依頼する外国企業として米国のロッキード・マーチンを選ぶ方向で調整に入った。同社はステルス性能が高いF35戦闘機などの開発実績があり、機体やレーダーといったシステム全体の統合について、支援を求める。

 防衛省は現行の中期防衛力整備計画の中で次期戦闘機について「日本主導の開発に早期に着手する」としており、開発主体に関しては今年10月30日付で三菱重工業と契約を結んだ。

 その一方で、次期戦闘機にはステルス性能に加えてセンサーやレーダーなどの高度な技術が求められており、日本主導の開発を維持しながらも国際協力は必要として外国企業の支援を募ってきた。

 11月までに防衛省はロッキードに加え、米国のボーイング、英国のBAEシステムズを支援企業候補に選んでおり、年内に1社に絞り込む方針を示していた。

 次期戦闘機をめぐっては、外国企業の支援を必要としながらも、十分な情報開示が行われるか、自民党内には懸念もある。ある国防族議員は「多くの部分をブラックボックスにされてしまったら、改修の自由度がなくなってしまう」と危惧する。

 防衛省は契約条件が折り合わない場合や企業のある国が輸出許可を与えない場合などは、総合評価が2位以下の企業と協議する可能性も示しており、詳細について交渉を重ねる考えだ。

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