中国公船、再び尖閣侵入の背景は? 王外相発言への弱腰対応が影響か 石平氏「侮られ始めた菅政権」

 沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に9日午前、中国海警局の武装公船など4隻が侵入した。中国公船の領海侵入は11月7日以来、今年27日目となる。政府は、首相官邸の情報連絡室を官邸対策室に格上げして情報収集や分析に当たった。

 中国はなぜ、このタイミングで再び蛮行に出たのか。

 「誠に遺憾。断じて容認できない」

 加藤勝信官房長官は記者会見で、中国に抗議したと明らかにした。

 第11管区海上保安本部によると、4隻は9日午前9時45分ごろから相次いで領海に侵入。約1時間半航行した後、領海外側の接続水域に出た。1隻は機関砲のような装備を搭載していた。海保の巡視船が、領海から出るよう警告した。

 米大統領選では、中国に融和的とされる民主党のジョー・バイデン前副大統領の当選確実が報じられている。11月下旬には、中国の王毅国務委員兼外相が先月末の来日時、尖閣諸島の領有権を一方的に主張した。

 中国問題に詳しい評論家の石平氏は「中国は、親中派のバイデン氏の当選を見込み、『米国は今後、日本を擁護しない』とみて、強気な姿勢に出た可能性もある。王氏の来日で、菅義偉政権が弱腰を見せて批判を浴びたが、菅政権は中国にも侮られ始めている。日本は自国の主権について、もっと強く主張すべきだ」と語った。

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