【千葉正論懇話会】山田吉彦氏、「尖閣は疑いのない日本領土 縦割りなくし防衛を」

 1日に千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張で開催された千葉「正論」懇話会(会長・千葉滋胤千葉商工会議所顧問)の第70回講演会。「中国が狙う日本の海」と題し、山田吉彦・東海大海洋学部教授が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の地政学的な重要性と、中国から守り抜くために必要な政府の取り組みなどについて熱弁を振るった。約1時間半の講演に、来場者は熱心に耳を傾けていた。

 山田氏は、「中国にとって、輸出入のための船の航路である日本沿岸域は重要な海域だ。また、尖閣を押さえれば、台湾の北の守りを崩すことができる」と強調。「尖閣を奪われたら、日本の周辺海域には中国の軍艦や潜水艦が押し寄せる」と尖閣防衛の重要性を訴えた。そのうえで、「日本が沿岸域を守ることは、国際秩序を守ることになる」と指摘した。

 尖閣をめぐる歴史的経緯についても説明。「意思を持ってこの島に住んだことがあるのは、日本人しかいない。疑いもない日本の領土だ」と話した。しかし、中国は、付近に石油がある可能性が浮上すると「唐突に」自国の領土だと主張してきた。そして平成22年9月、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした事件が発生。民主党政権が逮捕した中国人船長を処分保留で釈放したことについて、「あの事件の処置に失敗したことが、尖閣のみならず、日本の領土・主権侵害の“号砲”になった。日本の弱腰の姿勢を確認した中国は、じわりじわりと尖閣を侵略する戦略を進めている」と話した。

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