「1月解散」見送り 「桜を見る会」問題、コロナ第3波襲来で…とてもそんな環境ではない

 政府・与党は来年の通常国会を1月中旬に召集する方向で検討に入った。当初は同8日を軸に調整していたが、新型コロナウイルスの第3波が襲来したうえ、追加の経済対策となる2020年度第3次補正予算案の編成などに時間がかかるため、先送りした。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した前夜祭の問題も影響したようだ。永田町で取り沙汰されていた「1月中の衆院解散・総選挙」は見送り論が強まった。

 「コロナ禍でも東京都知事選や米大統領選を行い、『3密』を避ける選挙運動も可能だ。選挙は民主主義の根幹で、最終的には首相が判断する」

 自民党の世耕弘成参院幹事長は27日の記者会見でこう語った。報道各社の世論調査で、菅義偉内閣の支持率が堅調なため、党内では早期解散への期待が高かったが、状況は変わった。

 コロナ感染が再拡大し、政府は観光支援事業「Go To トラベル」の運用見直しを決めた。コロナ収束と経済再生は急務で、3次補正の規模は膨らみつつある。

 加えて、安倍氏側が、前夜祭でホテルに支払う費用の不足分を補填(ほてん)したものの、政治資金収支報告書に記載していなかったことが発覚した。東京地検特捜部は政治資金規正法違反罪(不記載)の適用も視野に捜査している。

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