高2の4%に介護経験、学業に影響も 埼玉県、全国初の調査

 埼玉県が県内の高校2年生を対象に行った調査で、4%の生徒が家族を介護した経験があると回答したことが25日、県への取材で分かった。18歳未満の介護者に関する県単位の実態調査は全国で初めて。介護による学業や体調への影響を訴える声も生徒から寄せられ、県は今年度中に支援計画をとりまとめる予定だ。

 県内の高校2年生全員(5万5772人)を対象に7~9月に調査を実施し、4万8261人から回答を得た。

 「家族の介護をしている」「過去にしていた」と答えた生徒は1969人。介護が生活に与える影響に関しては「特に影響はない」が42%を占めた一方、「孤独を感じる」(19%)、「ストレスを感じる」(17%)、「勉強の時間が十分に取れない」(10%)などの回答もあった。

 自由記述欄に「介護のために遅刻になってしまう」「ストレスを感じることが多く、倒れたこともある」といった悩みや、「気軽に相談できる場所やサイトなどを作ってほしい」などの意見を記した生徒もいた。

 必要とする支援としては「困ったときに相談できるスタッフや場所」(16%)、「信頼して見守ってくれる大人」(15%)、「勉学のサポート」(13%)などが挙がった。

 県地域包括ケア課の担当者は「少なからぬ子供たちが介護せざるを得ない状況に置かれていることが明らかになった。支援を求める家庭にはしっかり手を差し伸べていきたい」と話した。(竹之内秀介)

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