めぐみさん救出へ祈り会200回  「身代わりになりたい」

 北朝鮮にさらわれた横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(84)が19日、東京都内でキリスト教の支援者らが被害者との再会を願って開く「祈り会」に参加し、「悲しいとか感傷的な気持ちはもう通ってきた。日本が今、どうしなければならないかを一緒に考えてほしい」と訴えた。同会は平成12年から毎月1回ペースで開催され、今回が200回目となった。

 早紀江さんは息切れなど体調が良くないとし、「近頃は、めぐみちゃんの帰国が実現するのであれば、自分が身代わりで北朝鮮に行ってあげたいという思いになっている」と率直な思いを吐露。最近、菅(すが)義(よし)偉(ひで)首相に宛てて「今はチャンス。積極的に動いてほしい」と求める便りを送ったことも明かし、自身の体調面も含め、早急な局面打開の必要性を重ねて述べた。

 祈り会の開始当初から運営などに関わってきた斉藤真紀子さん(83)は、「ここまで続いてしまった、という思いだ」と節目の回に表情を曇らせる。一方で、「信仰は早紀江さんの心のよりどころになってきた。今後も集会を通じ、拉致が個人ではなく日本、世界の問題であることを知らせていく」と話した。

 登壇した支援組織「救う会」の西岡力会長は、北朝鮮情勢が昨今の経済制裁や新型コロナウイルス禍で厳しさを増しているとし「長い月日をかけて拉致問題は少しずつ坂道を上り、頂上も見えてきた。われわれの行動は北にも被害者にも届いているはずで、このまま歩みを続けていくことが大事だ」と述べた。

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