拉致被害者救出は「情報に金、協力者には亡命措置」必要

 「拉致に関して、周りに伝えていただきたい。それが救出への力となる」。11月3日、鳥取県米子市で開かれた「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」(政府、同県など主催)。講演した特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は、独自の調査や情報を披露しながら、拉致被害者の全員救出を訴えた。

計画的な拉致

 米子市は、政府認定の北朝鮮による拉致被害者17人のうちの一人、松本京子さん(72)=拉致当時(29)=が暮らしていた。同市での国民のつどいの開催は11回目となる。

 《松本京子さんは昭和52年10月21日午後8時ごろ、日本海にほど近い同市内の自宅近くで、編み物教室に行くといったまま行方不明になった》

 「松本京子さんが拉致されたとされる現場にレンタカーで行った。自宅近くの道は大変狭く、軽乗用車でも通るのにかなり苦労をした。松本京子さんが失踪したときに近くに大型の黒い車がいたが、狭い道で大きな車を動かすというのは大変だったろう。恐らく(拉致)関係者の車だと思う。その意味は、地元の状況が分かっている人間がやったということだ」

 荒木さんはそう切り出し、続けて拉致当時、松本京子さんの自宅近くで「中学生が女性のすすり泣く声を聞いていた」ことに言及。その上で、松本京子さん拉致の翌月に新潟県で被害に遭った横田めぐみさん(56)=同(13)=の事件との状況の類似を指摘した。

 「そっくりだ。めぐみさんも家まですぐ近くというところの角でやられている。そこで女子大学生が『助けて』という声を聞いている。非常によく似ている。間違いないのは、偶然に襲われたのではなく計画的に拉致をされたこと。どうやって海まで連れて行くかも調べて、周到に準備をしたうえのことだろう」

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