日韓・韓日議連会合 徴用工は具体策なく

 超党派の日韓議員連盟(額賀福志郎会長)は12日、国会内で来日した韓国側の韓日議連幹部と会談し、冷え込んだ日韓関係の改善策などを協議した。来年の東京五輪・パラリンピックを契機にした文化交流の拡大では一致したが、最大の懸案であるいわゆる徴用工問題については具体的な打開策を見いだせなかった。

 「お互いに腹を割って意見交換し、両国の新しい関係を築いていくために全力を尽くしていかなければならない」

 額賀氏は会談で、徴用工問題の解決にこう意欲を示した。金振杓(キム・・ジンピョ)韓日議連会長も「お互いの国の主張が違っているので、両国の指導者が決断がしやすいように環境整備していくことが大事だ」と応じ、前向きに対応する考えを示した。

 ただ、韓国側は最後まで従来の立場を譲らず、具体的な進展はなかった。韓国最高裁が新日鉄住金(現・日本製鉄)に賠償を命じた平成30年の判決から2年が経過し、韓国内で日本企業の資産現金化手続きが着々と進むが、議連には妙案がないのが現実だ。

 日韓議連幹部はかねて「現金化すれば日本は対抗措置を取らざるを得ない。そうなれば関係修復は難しくなる」と懸念を示してきた。しかし、金氏は「三権分立のもとで判決を変えることはできない」と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主張を繰り返すだけだった。

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