バイデン氏当確に日本政界から祝意 対中姿勢には懸念も

 米大統領選での当選が確実になった民主党候補のバイデン前副大統領に対し、日本の政界からも祝意が相次いで表明された。同党のオバマ前政権時代に中国重視の外交が続いただけに、バイデン氏の対中姿勢に懸念も漏れている。

 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、「菅義偉首相とバイデン氏は日米同盟が果たしてきた役割を共有し、両国がさらに発展できるよう努力いただきたい」と期待を込めた。公明党の山口那津男代表は「世界の平和と安定のため、日本と力を合わせていけるよう与党としての役割を果たしていく」とのコメントを発表した。

 オバマ前政権下では米高官が日本を無視して中国を訪れる「ジャパン・パッシング」が横行したこともあり、対中外交をめぐっては不安も広がる。

 自民党の小野寺五典元防衛相は産経新聞の取材に、「(バイデン氏の当選で)中国が間違えた理解をしないようにしなければ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)などで緊張関係にある日本の心配は募る」と述べた。佐藤正久外交部会長は、「中国に厳しくないという雰囲気を出せば、中国はその間に覇権を拡大できる」と懸念を示した。

 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は自身のツイッターに「国内外の融和を取り戻す政治を展開されるよう祈念する」と書き込んだ。共産党の小池晃書記局長は「対等・平等の日米関係をつくっていくという立場に立って、バイデン政権に対していきたい」と述べた。

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