自民・佐藤正久氏、バイデン新政権の対中圧力は「実態面で小さくなる」

 自民党の佐藤正久外交部会長は9日、米大統領選での当選が確実になった民主党候補のバイデン前副大統領に対し、「(歴代大統領選で)史上最多の得票となったことに敬意を表する」と述べた。ただ、中国との関係を重視したオバマ前政権の外交姿勢を念頭に、「対中圧力は実態面から考えると小さくなる」と懸念も示した。産経新聞の取材に応じた。

 佐藤氏は米国の対中政策について、「大きな方向性は表向きは変わらない」と述べる一方、新政権では軍事費が削減され、台湾への支援も薄くなると指摘。「中国に厳しくないという雰囲気を出せば、中国はその間に覇権を拡大できる」と語った。

 バイデン氏は、トランプ大統領が進めた中東からの米軍撤退を支持しており、佐藤氏は「中東での(米軍の)プレゼンスが弱まるのは間違いない」との見方を示した。米国が離脱したイラン核合意への早期復帰を目指すバイデン氏の姿勢を踏まえ、佐藤氏は「中東に今までとは異なる力関係が出てくる」とも述べた。

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