尖閣を守る「大型無人機」導入へ 海保、洋上監視の実証実験スタート

 海上保安庁は、広範囲の海洋監視に大型の無人航空機を導入するため、実証実験をスタートした。沖縄県・尖閣諸島周辺には中国海警局の武装公船が連日侵入し、日本海の好漁場・大和堆(たい)などでは中国や北朝鮮の漁船による違法操業が常態化している。海保は、連続飛行時間が飛躍的に伸びる大型無人機の導入で、わが国の領土・領海・資源を守り、海の安全の確保を狙う。

 注目の無人機は、米ジェネラル・アトミクスの「シーガーディアン(MQ-9B)」で、全長11・7メートル、幅24・0メートル、航続時間は最大35時間。地上から人工衛星を通じて操縦する。リアルタイムで映像を確認できるカメラやレーダーを搭載しており、日本の広大な排他的経済水域(EEZ)を1周して戻ってくる性能がある。

 連続飛行時間が1日8時間に定められている有人機と違い、無人機は飛行中に操縦者を交代でき、燃料が尽きるまで連続飛行が可能だ。広範囲を長時間カバーすることで、不審船や違法操業船の監視、海難者の発見・対応の迅速化、省力化が期待される。

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