“対中強化”日米印合同演習に豪軍も参加へ 軍事的覇権拡大を進める中国に対峙する狙い

 日本と米国、オーストラリア、インドが主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想が、具体的な安全保障の枠組みとして始動する。海上自衛隊と米軍、インド軍による合同海上演習「マラバール2020」に、オーストラリア海軍の参加が決まった。日豪関係の「準同盟」も進んでいる。東・南シナ海や、西太平洋、インド洋などで軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権に対峙(たいじ)する狙いだ。

 オーストラリア海軍の参加は、インド国防省が19日発表した。演習は11月に実施される見通し。

 マラバールは1992年、米国とインドで始まった。オーストラリアは2007年までオブザーバー参加していた。日本は07年に初めて招かれ、15年以降、定例で参加している。

 昨年は日本が初めてホスト国となり、日米印の3カ国で9月下旬から10月初めにかけ、長崎県佐世保市から関東南方の海空域で行われた。

 海自最大のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」や、護衛艦「さみだれ」、米海軍のイージス駆逐艦「マッキャンベル」、対潜哨戒機P-8A、インド海軍のフリゲート「サヒャドゥリ」などが参加。対潜、対空戦を想定した各種戦術訓練や、射撃訓練、捜索・救難訓練を行った。

 日米豪印の4カ国は、中国を牽制(けんせい)するため、米国主導で「日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)」を進めている。今月6日には、東京で4カ国外相会談を開き、連携を確認した。

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